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2019-07-26 16:42:00

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県立の博物館、という大きな会場で、いれずみについての展示をおこなうのは、日本初!ということです。

企画展公式webサイト
https://webnansei098.wixsite.com/hajichi-exhibition


なぜ、いま、ハジチなのか。

この企画展の発案者である都留文科大学の山本芳美先生は、1990年代に、ハジチを持つ最終世代のお年寄りの女性たちと言葉を交わされ、貴重な資料や証言を残されています。
1899年、ハジチ文化を禁止する禁止令が明治政府から出されると、それまでは「女性として当たり前・大人の女性としての憧れ」だったハジチが、「特殊・異質」と見做されるようになり、否定され差別され、マイノリティー側へと追いやられ、徐々にハジチを施す女性が減少してゆき、1990年代後半には途絶えてしまったとされています。
明治・大正・昭和と、価値観が大きく変わるという激動の時代を独自の文化と共に生き抜いてきた沖縄の女性たち。ハジチ文化継承の最終世代であるおばあたちの生の声を聴いた山本先生は、おばあたちがいなくなってしまった現代においても、彼女たちの思いを現代社会が抱える問題提起とともに発信し続けておられます。

さて一方、沖縄の隣国、台湾では原住民族のタトゥーを台湾政府が保護し、むしろ積極的に文化を復興させ、現代と共生しようとする動向がうかがえます。
https://www-ws.pthg.gov.tw/Upload/verypingtung/8/mobile/index.html


山本先生は、タトゥーを肌に持つ外国人に対する温泉施設の対応問題も扱っておられます。
来年2020年東京オリンピックを機に、来日する外国人が増えることも予想されるなか、異国文化・価値観の違いを一方的に排除しようとする日本社会の風潮に対し、いま、疑問を投げかけたい。
そして、多文化共生する台湾の姿から、学ぶことがあるのではないだろうか?と願い、今回の企画展を発案されたということです。

現代日本でも、タトゥーを施す人は「特殊」で「普通ではない」というイメージが強く存在しています。

「普通」ってなんでしょうか?

2018年11月に医師免許のない彫師に対し、無罪判決が出されましたが、検察側は上告し、最高裁に向けて準備が行われている状況です。

いれずみ業界では、日本タトゥーイスト協会を設立し、被施術者の衛生面での安全性の確保に努めるべく変革が行われています。
https://tattooist.jp/

私もこの企画展が、皆様にハジチというかつて存在した一つの文化の中を生きた女性たちがたどってきた歴史と、いま、を深く見つめていただくことにより、湧きおこってくるさまざまな感情にフタをしなくてもいい時間、「自分がどう感じ、考えるのか」を皆様お一人お一人に大切にしていただける時間となることを願ってやみません。

沖縄が会場となりますが、ぜひぜひ足を運んでくださると嬉しいです!

最後になりますが、企画展は一人でも多くの方に見ていただきたい!という気持ちから、「入場無料」です。
共感していただける皆様には、クラウドファンディングサイトより、ご協力とご支援のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
クラウドファンディング期間は、9月30日までです。
https://a-port.asahi.com/okinawatimes/projects/OkinawaTaiwanTattoo/


※chromeを使用するとシステム上の不具合が発生するようです。firefoxやsafariなどを使用していただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。



HAGAZINEにて記事が掲載されています。
https://hagamag.com/uncategory/5313

沖縄タイムスweb版にて記事が掲載されています。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/462429

 

今年6月に、山本芳美先生からお電話をいただき、展示されるシリコン製の腕にハジチを再現するミッションに参加させていただいております。
https://chunkymaymay.blogspot.com/2019/08/blog-post.html

 

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