おしらせ
「沖縄のお姫様のハジチの伝説」
文:リー・A・殿内さん
絵:ローラ・喜名さん
日本語・沖縄語訳:崎原正志さん
10月5日から11月4日まで、おきみゅーにて開催されていたハジチ展でも展示&販売していましたこちらの絵本。
とっても素敵な内容なので、これは多くの人々に読んでもらいたい!と思い、山本芳美先生に相談後、株式会社ナンセイさん、美ら島財団さんのご協力のもと、販売に至った次第です^^
絵を担当されているローラさんにコンタクトをとり、出版社を紹介していただき、実は私が、ハワイの出版社から個人輸入しておりました(笑)
ネットでは海外版Amazonでのみ購入可能ですが、送料入れた金額は$26.93で10日ほどで届きます。
今回は送料のほかに税関でお金(消費税と地方消費税)がかかってしまったので、3150円で販売しておりますが、正直申し上げて、がんばってます(笑)
彫師になる前はいろんなお仕事してきたけど、本を100冊単位で個人輸入して、ショップに卸させてもらうという、取次さんのような経験は初めてだったので、とても良い経験になりました♪「大人の事情」ってやつを覗き見た感覚です。
アニメ「ガイコツ書店員 本田さん」を観て、本屋さん事情の知識を養いましたよー(笑)本田さんありがとーう!!
企画展期間中に、絵本をご購入くださった皆様、本当にありがとうございました!!
とても良い調子で販売されたおかげ様で、企画展終了後の現在も、2020年3月31日までおきみゅーのミュージアムショップにて購入可能となっておりますが、
那覇まで行くの遠いよー><とのお声もいただき、私のスタジオにも在庫を置いていますので、ぜひお近くへいらした際はお立ち寄りくださいませ~♪
私が個人で対応するため、郵送も可能ですので、ご購入いただける方はぜひ、chunkymaymay@gmail.comまでメールくださいませ♪
ローラさんもリーさんも、うちなーんちゅ4世の方々です。
ハジチをいれたかつての沖縄女性(ローラさんやリーさんらにとっての、大おばあちゃんですね)が、移民として海外で生きる中での辛苦も描かれています。
しかも、内容がハジチだけにとどまらず、ピジン(ハワイクレオール)語やうちなーぐちが現在置かれている状況を、ハジチの歴史と重ね合わせ、問題提起もしています。
ハジチも、言語も、文化ですね。(もちろん「食」も♡)
1890年以降という時代は、産業が盛んになり、様々な土地独特の文化をないがしろにしてきちゃったんだなぁ、ということが分かります。
「豊かにしあわせに生きる。」って、どこの時代の人もそう同じように考えて生きていると思うけど、なにが「豊か」なのか、なにが「しあわせ」なのか、っていうのは、その時代時代で言葉が持つ意味やニュアンスが変わってきたんだなぁ、っていうことにも目が行って、興味深いですね。
まもなく2020年を迎えるわたしたちが生きるなかでの、「ゆたか」や「しあわせ」とは、いったい、どういうことなのでしょうね?
アーティストって、わりと毎日そういうことを考えるいきものだと思うんですが(笑)、
この絵本読んだら、全人類アーティスト化できそうだなぁ♡って思いますので、ぜひ^^